シャープが初の現地で商品企画の液晶テレビを発表
シャープの現地法人シャープ・エレクトロニクス・インドネシア(SEID)は1月8日、商品企画からデザイン制作まで一貫して、初めて現地で手掛けた液晶テレビの新商品を販売すると発表した。新商品はLED(発光ダイオード)テレビ「AQUOS IIOTO(アクオスいい音)」で、従来は難しかった重低音の音質を追求。画面下部に大きなスピーカーを設置。他社製品にはない、人目を引くデザインにした。東ジャカルタのプロガドゥン工場で生産し、月間1万台を販売、液晶テレビ市場でシェア首位を目指す。NNAが報じた。
サイズは液晶テレビ市場で4割を占める32インチで、スピーカーの仕様が異なる2タイプを用意。販売価格は339万9000~359万9000ルピア(約2万9000~3万1000円)。インドやアフリカへの輸出も視野に入れている。
市場調査会社GfKによると、2014年のインドネシアの液晶テレビ市場は前年比3割増の520万台になる見込み。シャープは新商品を含む液晶テレビ全体で、市場シェアを昨年から4ポイント引き上げて25%とし、首位となる計画だ。