2013年の新車販売 日系企業のシェアは95.5%に上昇

2013年の新車販売 日系企業のシェアは95.5%に上昇
 2013年のインドネシア新車市場で、日系企業のシェアは12年比0.2ポイント増の95.5%へ上昇した。低価格帯の多目的車(MPV)の伸びや、シティカーで販売を上積みしたスズキ(12年比29.6%増)、ホンダ(同32.0%増)が牽引した。一方で、中国と韓国企業は総じてシェアを下げた。NNAが報じた。
 インドネシア自動車製造業者協会(ガイキンド)によると、13年の新車販売台数(出荷ベース、確定値)は12年比10.2%増の122万9904台だった。シェアはトヨタ自動車が1.0ポイント下げ35.3%で首位。ダイハツ工業が0.5ポイント増の15.1%で2位だった。両社の共同開発車で主力のMPV「アバンザ」「セニア」に加え、LCGC政策適合車「アギア」「アイラ」投入で、両社あわせ50.4%という高いシェアを維持した。
 シェアの上昇幅ではスズキが2.0ポイント上昇の13.3%と最大だった。この結果、順位は12年の4位から3位に上がった。低価格帯MPV「エルティガ」が12年比86%増の高い伸びを示した。ホンダのシェアは1.2ポイント上昇の7.4%。三菱自動車は販売台数の伸びが5.7%増にとどまり、12年比でシェアは0.5ポイント下げ12.8%だった。販売台数で、日産自動車(12年比9.0%減)、日野自動車(同0.8%減)、いすゞ(同4.9%減)はいずれも減少、シェアはそれぞれ5.0%、2.8%、2.6%となった。