総額72兆ルピア ジャカルタ特別州の14年度予算成立
ジャカルタ特別州議会は1月22日、議案審議が遅れていた、洪水対策や交通渋滞対策などに比重が置かれた総額72兆ルピア(約6100億円)の2014年度予算案を承認した。予算案提出時に比べ、税収の見通しが上向き、当初の69兆5000億ルピアから増額修正された。
歳出予算は前年度比43.7%増となった。主な案件をみると、洪水対策費は、前年の2兆1000億ルピアから5兆5000億ルピアへ2.6倍の規模となっている。州内に26の貯水池を造成することなどが盛り込まれている。交通渋滞対策では、1兆ルピアを投じて公共バスを3000台購入するほか、高速鉄道建設に伴う土地収用費に約5000億ルピアを計上している。歳入予算は同53%増の62兆7100億ルピア。赤字分は過去の繰越金を貯めた財政調整基金の一部を取り崩す。