スマホのOSシェア争いでアンドロイド77%と圧勝
米調査会社インターナショナル・データ・コーポレーションの現地法人IDCインドネシアによると、2013年のインドネシアのスマートフォン(スマホ、高機能携帯電話)のOSシェア(出荷台数ベース)は、首位のアンドロイドが前年の56%から77%へと大幅に拡大した。搭載機種の低価格化がその要因だ。ジャカルタ・ポストが報じた。
シェア2位のブラックベリーは前年の37%から16%に縮小し、3位の米アップルのiPhoneに搭載されるiOSが4%、4位のウィンドウズが3%でそれぞれ前年比1%の微増にとどまり、まさにアンドロイドの一人勝ち、圧勝となった。IDCインドネシアではアンドロイド端末で低価格化が進んでいるのが要因とし、無料アプリが豊富なことも消費者に受けていると指摘している。
インターネットの価格照会サイトなどによると、現在インドネシアではiPhoneや韓国のサムスン電子のギャラクシーなど高級ブランドの最新機種は600万ルピア(約5万400円)以上となっているのに対し、低価格化を牽引する地場のスマートフレンなどの製品は150万ルピア以下。13年は同国のスマホ出荷台数900万台のうち、約20%をこうした地場の低価格製品が占めたとみられる。