スマトラ島シナブン山が大噴火 16人死亡、3人負傷
インドネシア国家災害対策庁によると、スマトラ島のシナブン山(標高2460㍍)で2月1日、数日ぶりに大規模な噴火があり、火砕流などにより、2日までに観光旅行で麓のスカムリア村を訪れていた高校生4人を含む16人が死亡、3人が負傷した。噴煙は高さ約2000㍍に達した。AP通信などが報じた。
シナブン山は約400年間休火山だったが、2010年に噴火し、2013年9月に再び噴火。それ以降は小規模な噴火が頻発、政府は半径5㌔を立ち入り禁止にして、近隣住民約3万人を避難させていた。ただ1月中旬以降は活動が沈静化していたため、政府は立ち入り制限を緩和したばかりだった。