シリア内戦に参戦の過激派のテロを懸念 国家対策庁
激しいシリア内戦に参戦し、経験を積んだインドネシア人イスラム過激派が、インドネシアへ帰国後にテロを実行するとの懸念が出ている。実際に過激派メンバーがシリア入りを画策していた事実も判明しており、インドネシア治安当局が警戒を強めている。毎日新聞が報じた。
国家テロ対策庁の推計では、現在シリア反体制派の武装組織に所属するインドネシア人は少なくとも50人。同庁のムバイ長官は「彼らは戦争のための新たな能力・技術を習得して帰国する」と懸念している。インドネシアは周知の通り、人口2億4000万人の約9割を占める世界最多のイスラム教徒を擁する国だ。ただ、そのほとんどが穏健派で、過激派はごく一部といわれている。