カネカがインドネシアで食品事業に参入 4月から始動
カネカは2月3日、インドネシアで海外初の食品事業の製造・販売拠点を4月をめどに本格稼働させ、まず「ヤマザキ」ブランドのパン向け具財の納入を始めると発表した。このため、三菱商事と折半出資で設立した現地法人「カネカ・フーズ・インドネシア」がパンやサンドイッチに使われる加工油脂製品の製造・販売を担う。カネカではパン以外向けの加工油脂製品の生産も視野に入れており、菅原公一社長は将来的にインドネシア事業を100億円規模に成長させる目標を示した。地元メディア各社が報じた。
カネカ・フーズ・インドネシアは西ジャワ州のKIIC工業団地に工場を設置。年産能力は1800㌧。短期的には2015年の売上高25億円を目指す。まず三菱商事、山崎製パン、現地の小売り大手アルファ・グループの3社の合弁会社への納入を開始。パン以外ではチョコレートやチーズなどインドネシアで好まれる製品が中心となる。