インドネシア86%増で4位 レジャー・娯楽市場調査

インドネシア86%増で4位 レジャー・娯楽市場調査
 三井物産戦略研究所が実施した「世界のレジャー・娯楽サービス市場調査」で、2000年代のアジア各国の”遊び市場”の成長度合いが分かった。所得が軒並み大幅に伸びたことから、日本を除き約2~3倍に拡大。成長の余地はまだ大きく、企業の動きも活発だ。2000年から11年までの伸び率ランキングで、1位は中国とフィリピンの2.8倍。90.3%伸びた3位ベトナムに続き、インドネシアは86.1%で4位。以下、5位韓国(80.0%)、6位インド(74.9%)で、日本はわずか1.6%の伸びで7位。11年に大洪水に見舞われたタイは18.8%のマイナスだった。
 中国では映画館を併設する商業施設が増え、世界一の映画市場に育つ見通しだ。また15年末に上海にディズニーランドが開業する予定だ。3位のベトナムではゴルフ場が13年までの5年で5倍の26カ所に増えた。
 1人当たりのレジャー支出額では日本の998米㌦に、韓国が943米㌦でほぼ並んだ。3位はフィリピンの213米㌦、4位は中国の105米㌦。インドネシアは最少の25米㌦だった。この調査の対象は映画、コンサート、スポーツ、遊園地などで、DVD、楽器など消費財は除いている。