中国企業から輸入の新車に中古部品,破損も 不正?発覚

中国企業から輸入の新車に中古部品,破損も 不正?発覚
 日刊紙コンパスと非政府組織(NGO)「交通研究所」によると、ジャカルタ特別州が中国企業の中通客車との間で2013~14年に合わせて956台輸入契約しているトランスジャカルタの新車車両に、中古の部品が使用されていたり、壊れていたりすることが2月9日分かった。コンパスが紙上で、写真を入手し公開した。中古品と目されるものにスピードメーターのガラス、空調、液晶画面、ラジエーター、プーリーなどが挙げられている。
 NGO「交通研究所」のダルマニントヤス氏は、ジャカルタ特別州が中国企業に騙された疑いがあると中通客車を非難している。ジャカルタ特別州は深刻化している交通渋滞対策の一つとしてバス路線、トランスジャカルタの整備充実を決定。13年に300台を輸入し、14年内に656台を輸入することを決めているが、今回の事態発覚で入札の正当性が疑われている。