ホンダがインドネシアなどで設計技術者を大幅増員へ
ホンダは東南アジアやインドで現地専用車を開発する。2016年度をめどに、タイ、インドネシア、インドの3カ国の設計技術者を現在の約2倍の計800人に増員。日本と米国に次ぐ開発拠点に育て、部品段階から現地設計することで低価格で各国のニーズに合ったデザインの小型車をいち早く市場に投入する。日本経済新聞が報じた。
タイ・バンコクの研究所では現地採用などにより、開発人員を約250人から約400人へ拡充する。インドの開発人員は約300人へ、インドネシアは約100人へとそれぞれ3倍に増員する。これら3拠点は設計開発で連携する方針で、約1万人いる日本、約1000人の米国に次ぐ中核開発拠点に位置付ける。
ホンダは今後成長が見込める新興国では、車台など基幹部分は日本で手掛けるが、部品やデザインなどの設計開発業務は現地に移管する。これは、これらの地域では一段の低価格化が不可欠なうえ、外観や内装など求める仕様が国によって異なるためだ。