岐阜信金 インドネシアBIIと業務提携 顧客支援強化
岐阜信用金庫(岐阜市)は2月14日、インドネシアの大手銀行バンク・インターナショナル・インドネシア(BII)と業務提携契約を交わした。岐阜信金が海外の金融機関と提携するのはベトナム投資開発銀行(BIDV)に次いで2行目。現地での顧客への支援体制を強化するのが狙い。NNAが報じた。
岐阜信金はBIIを通じて取引先企業に、投資環境や法規制などに関する現地情報を提供するほか、預金口座の開設や融資などの金融サービスを支援する。BIIに行員を研修生として派遣することも検討している。
インドネシアには自動車部品などの製造業を中心に顧客企業約10社が進出しているほか、参入を検討している企業も約20社あるという。業種も飲食店やサービス業などにも多様化しつつある。こうした企業から円滑な資金調達を求める声が高まっていることから、今回BIIと提携することにしたもの。
BIIは2010年、ジャパンデスクを設立。現在は日本人スタッフ4人を配置している。これまでに横浜銀行、岡崎信用金庫、大垣共立銀行など6行と提携しており、今回で7行目。