「アクト・オブ・キリング」英アカデミー・D賞を受賞

「アクト・オブ・キリング」英アカデミー・D賞を受賞
 1965年以降、インドネシア国内で起きた共産党支持者粛清を描いた映画「アクト・オブ・キリング」(2013年8月公開)が2月16日、英国アカデミー賞(バフタ賞)のドキュメンタリー映画賞を受賞した。同作品は虐殺の加害者の証言に焦点を当て虐殺場面を再現。インドネシア現代史の闇に葬られた事件の真相を探った意欲作だ。実際に虐殺に関わった自警団「プムダ・パンチャシラ」の構成員が出演して話題になり、作品の評価を巡って様々に、各所で物議を醸した作品でもある。じゃかるた新聞が報じた。
 この作品は米国アカデミー賞(授賞式は3月2日)の長編ドキュメンタリー賞候補5作品の一つにもノミネートされている。海外で注目される一方、国内では人権団体の催しなど限られた機会でしか公開されておらず、匿名の人物から脅迫を受けた上映会もあったという。
 制作にはインドネシア人スタッフ約60人が参加。共同監督を務めたインドネシア人については、身の安全を守るためとして身元を明らかにしていない、いわくのある作品だ。