大阪の省エネ・環境技術、観光をアピール 松井知事
2月16~20日の5日間の日程でインドネシアを訪れている大阪府の松井一郎知事が、同行している府内の企業11社とともに、省エネ・環境技術の売り込みや、観光客誘致へ向け府の魅力をアピールしている。同知事は16日夜、ジャカルタ入り。17日には国営ガルーダ・インドネシア航空を訪問し、両国の間で一段の人の往来を促す、日本の”西の玄関口”としての関西国際空港~ジャカルタ直行便の増便を要望した。
17日の記者会見で同知事は、大阪府は電力の地産地消や街灯のLED(発光ダイオード)化など省エネを先進的に進めているほか、大阪の技術力を幅広く紹介し、企業のビジネスにつながるきっかけをつくりたい-と語った。また、世界最大のムスリムを擁するインドネシアからの観光客誘致のため、府内で「ムスリムのお客様おもてなしガイド」を配布し、受け入れ側にイスラムの基本的な習慣などについて伝え、周知化を図っていることや、ハラル認証のホテル・レストランマップ(英語版)も作成していることなども明らかにした。会見に続いて開かれたセミナーでは、省エネ・環境技術関連の同行企業が自己紹介し、インドネシア企業との商談会も開かれた。
18日は投資調整庁(BKPM)にマヘンドラ長官を表敬訪問した後、東ジャワ州の州都スラバヤへ移動。大阪府と東ジャワ州の友好関係30周年記念レセプションなどに出席。20日に帰国の予定だ。