ジャカルタ特別州が清掃局の不正、ごみ収集事業にメス

ジャカルタ特別州が清掃局の不正、ごみ収集事業にメス
 ジャカルタ特別州のアホック副知事はこのほど、州清掃局の内部調査に着手するとの方針を明らかにした。ごみ収集車購入予算を巡る不正、ごみ輸送委託企業との癒着など職員の不正を洗い出す。地元紙が報じた。
 清掃局は、ごみ担当職員は3500人としているが、同副知事によると給与振り込み人数は3000人に満たないという。この不明の500人の給与が不正流用されてきた疑いがある。また、2014年予算でごみ収集車200台の購入費を計上したが、大胆にも予算案を承認する過程で削除されていたことが発覚。ごみ収集を委託している民間企業26社の契約が昨年末に更新されたばかりであることも分かった。
 事業を独占したい企業が、州のごみ収集車調達計画を阻止するため、州幹部に働きかけた可能性も指摘されている。同副知事は、ごみ収集車を新規購入できなければ、レンタルし、州がごみ収集の主導権を握るとしている。