「駐豪大使の再派遣は当面ない」マルティ外相が明言

「駐豪大使の再派遣は当面ない」マルティ外相が明言
 インドネシアのマルティ外相は2月18日、オーストラリア(豪州)の情報機関による盗聴問題発覚を機に帰国したナジブ・リファト・クスマ駐豪大使について、当面再派遣しない方針を明らかにした。これは、同外相が国会第1委員会(外交など担当)の質問に答えたもの。
 インドネシア・豪州の関係修復の条件として、両国関係を律する「行動規範」の策定を示しているが、同外相は「行動規範の議論を再開する前に、豪州はインドネシアの信頼を取り戻さなければならないだろう」と指摘。関係正常化にはまだ時間を要するとの見方を示した。