今春から2大学で日本流製造業ビジネス講座 ニキサエ

今春から2大学で日本流製造業ビジネス講座 ニキサエ
 人材支援のニキサエ・ジャパン(愛知県名古屋市)は3月から、インドネシアジョクジャカルタ特別州のガジャマダ大(UGM)で理系学生や日本語学科生を対象に、製造業ビジネス講座を開講する。日系企業の製造現場で求められる有能な人材を学生時代から育成し、企業へ供給するのが狙いだ。ニキサエ・ジャパンは、工場の自動化システム、ファクトリーオートメーション(FA)コンサルティングのツールスター(愛知県)と共同で講座を開講する。
 特別講座といった扱いではなく、大学の通常カリキュラムの中に組み込み、単位認定される正規授業だ。整理整頓やあいさつなどの企業文化に加え、各種機械の名称や、使用方法に関する教科書を作成し、講師はニキサエのインドネシア人スタッフが務める。4月には東ジャワ州マランにあるブラウィジャヤ大でも同様の講座を開講する。
 ニキサエ・ジャパンの高橋克典社長は「2大学を拠点に他の大学でも講座を開設していく。学生と企業を結びつけ、学生の就職率向上にも貢献できる」と意気込みを語っている。