和牛輸出へ地ならし ジャカルタでジェトロが畜産セミナー

和牛輸出へ地ならし ジャカルタでジェトロが畜産セミナー
 日本貿易振興機構(ジェトロ)は2月19日、ジャカルタでインドネシアにおける畜産ビジネスについてセミナーを開いた。セミナーには日本企業20社、インドネシア企業25社が参加した。日本側は企業間の交流を深め、日本産牛肉をインドネシアに輸出するための地ならしにしたい思惑があり、インドネシア側は日本企業に畜産業界への投資や鶏肉の輸出を要望している。地元メディアが報じた。
 日本の農林水産省から参加し、日本の食材の輸出戦略について説明した小川良介大臣官房参事官は「インドネシアで流通している『和牛』はすべて豪州産。日本のオリジナルの和牛の良さを知ってほしい」と強調した。
 関係者によると、インドネシア農業省は近く日本産牛肉の輸入を解禁する。インドネシアでは、畜産はすべてハラル認証の取得が義務付けられており、セミナーではハラルに沿った屠(と)殺の方法も説明された。