クルド山噴火がジョクジャカルタ州の気象に様々な影響

クルド山噴火がジョクジャカルタ州の気象に様々な影響
 ガジャマダ大(UGM)の災害対策チームの分析によると、2月13日に発生した東ジャワ州クディリ県のクルド山噴火が、同山西側のジョクジャカルタ特別州の気象に様々な影響を及ぼしていることが分かった。
 噴火に伴い、ジョクジャカルタ特別州では広範囲に降灰があり、それまで26~28度だった日中の平均気温が14日以降、6~8度上昇し32~36度に上がった。この点について同チームは「火山灰には吸湿性があり、大気中の水分を吸収した。その結果、大気が乾燥し気温上昇につながった」と分析している。
 また、同州の大気中に含まれる火山灰の粒子は1立方㍍当たり416マイクロ㌘で、多い地域では1249マイクロ㌘を観測した。これにより同州保健局によると、火山灰の影響で呼吸疾患などの患者が25%増加したという。