シャープ ASEANから中東・アフリカ向け拡大へ組織改正
シャープは3月3日、ASEAN(東南アジア諸国連合)地域の担当役員が中東やアフリカ地域担当を兼務する組織変更を発表した。これは同社が最重要地域と位置付けるASEAN地域の権限を拡大し、今後成長が見込める中東・アフリカ地域の白物家電の商品開発や輸出戦略なども担うことで、成長を加速させるのが狙い。
同社はタイで生産した冷蔵庫や洗濯機をASEAN域内に出荷しているほか、2013年秋に稼働したインドネシア工場でも白物家電の生産を本格化させている。今後は両国で生産する白物家電を中東・アフリカ地域向けに拡大する方針だ。