バンドン西部のパウォン洞窟で9500年前の人骨発掘
インドネシアの考古学研究所は3月2日、西ジャワ州西バンドン県にあるパウォン洞窟の発掘調査で先史時代の人骨を発掘したと発表した。約9500年前のものと推定されるという。人骨は深さ225㌢の場所で発見された。成人男性の足の骨とみられる。同じ場所からシカや軟体動物、黒曜石の破片、石灰石でできた道具なども見つかっている。
ここ数年の調査で、深さ150㌢の地点で約7300年前のものとみられる人骨が見つかっており、パウォン洞窟が2200年の長期にわたり、住居として利用されていたことを裏付けるものになるとしている。地元メディアが報じた。
同洞窟はバンドン市街地の西25㌔の同県パタララン郡チパタットにある。広さは約300平方㍍あり、現在はコウモリの巣になっているという。