ルピアが4カ月ぶり高値回復 アジア各国通貨買戻し
今週のアジア通貨の対米ドル相場は、週末にかけて上昇した。週前半はロシア軍によるウクライナ南部クリミア自治共和国への軍事介入懸念があった。だが、後半にかけこの懸念が後退したことで、投資家のリスク志向が回復。アジア通貨の買い戻しにつながった。3月7日、午後5時時点で、インドネシアでは2月末の外貨準備高が前月より増え、ルピアは1米㌦=1万1360ルピアと約4カ月ぶりの高値に浮上した。インドルピーが約3カ月ぶり、マレーシアリンギが約2カ月ぶりのそれぞれ高値を付けた。このほか、韓国、台湾、タイ、フィリピンの通貨も約3週間ぶりの高値を付けた。