鴻海の2月売上高は春節響き13年4月以来の低水準に

鴻海の2月売上高は春節響き13年4月以来の低水準に
 電子機器の受託製造サービス(EMS)世界最大手、鴻海(ホンハイ)精密工業の2月の連結売上高は、前年同月比では10.8%増えたものの、前月比で17.1%減の2606億2600万台湾元(約8880億円)で、2013年4月以来の低さとなった。春節(旧正月)連休の影響で工場の稼働日が減ったことが響いた。NNAが報じた。
 1~2月の累計売上高は前年同期比4.8%増の5751億7700万元だった。証券筋は同社の今後の見通しについて、米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォン)」やタブレット端末「iPad(アイパッド)」が新旧製品の入れ替え期に入るものの、パソコンや通信関連製品の好調、カナダのベラックベリーの新機種発売が全体を支えるため、3月の売上高は2月を上回るとみている。