中部ジャワ州スラメット山噴火 警戒要する人口密集地
インドネシア中部ジャワ州のスラメット山(標高3428㍍)で火山活動が日を追って活発化、周辺の人口密集地では警戒を要するレベルに近付きつつある。3月2日以降、火山性地震が多発し、10日から小規模な噴火を繰り返しており、人口密集地を抱える周辺の自治体では警戒を強めている。
火山地質災害対策局(PVMBG)は11日、警戒レベルを4段階中、上から3番目の「ワスパダ(注意)」に引き上げ、山頂から2㌔以内への立ち入りを禁止した。12日には800~1000㍍の噴煙を上げ、山頂付近は火山灰が降り積もった。
スラメット山はジャワ島で東ジャワ州のスメル山(3676㍍)に次ぐ2番目の高さで、山麓には観光客でにぎわう避暑地のバトゥラデンがある。