HISがジャカルタなどで旅行需要開拓へ多店舗化
旅行大手のエイチ・アイ・エス(HIS)はインドネシアやタイなど東南アジアで旅行需要を開拓する。インドネシアでは、現地消費者の需要の取り込みに向けて12年9月に主力店を拡張したジャカルタで近く新店を開設、その後も順次、販売店を増やしていく。タイではバンコク市内の中心部の既存の3店に加え、13年10月期中に10店、3年後は数十店に増やす計画だ。
HISの海外拠点は46カ国・地域の101都市に現在138ある。ただ、これら拠点の大半はホテルの客室確保や航空券の仕入れ、日本人旅行者や企業の海外赴任者向けサービスなどを担当している。現地消費者の旅行需要を狙った販売店を海外で多店舗化するのは今回が初めてという。航空券やホテルの予約サイト「スマートブッキング」でも現地消費者向け商品の販売を強化する。