大阪観光局が約100施設網羅したムスリム向けガイド本
大阪府・市や地元経済界が設立した大阪観光局は、イスラム諸国からのより一層の観光客誘致のため、ムスリム(イスラム教徒)に配慮した大阪府内のホテルやレストランなど約100施設を英語で紹介するガイドブックを作製した。このガイド本はA4判10㌻で、エリア別の地図にムスリムに配慮したホテルやレストランを図示した。
ハラル認証を受けた本格的な施設や、「豚肉を出さない」「調理でアルコールを使っていない」という初歩的な配慮の施設を含め掲載している。同観光局によると、ムスリムにこれだけ多くの施設を紹介した地域ガイドブックは全国で初めてという。
同観光局は、政府が昨年、短期滞在ビザを免除したマレーシア、短期滞在期間を従来の2倍の30日に延長したインドネシアの、ムスリム人口が圧倒的な比重を占めるこれらの2国からの観光客誘致にとくに力を入れる考えだ。