丸紅が米当局に罰金90億円 インドネシアでの贈賄で
米司法省は3月19日、丸紅がインドネシアの電力関連事業の受注を巡る贈賄への関与を認め、罰金8800万㌦(約90億円)の支払いに同意したと発表した。複数のメディアが報じた。
丸紅は企業連合(コンソーシアム)を組み、インドネシアで電力関連サービスを提供する契約(1億1800万㌦相当)を獲得できるよう同国の有力議員や国営電力会社の幹部らに依頼。インドネシアの銀行口座には受注成功の見返りに、米国内にあるコンサルタント会社の銀行口座を経由して数十万㌦が振り込まれた。
司法省はこの日、外国政府当局への贈賄を禁じた米海外腐敗防止法(1FCPA)違反などで、丸紅を米連邦地裁に提訴。同社は8件の罪を認めたという。