JBIC・三井住友信託がCVCとアジア投資ファンド
国際協力銀行(JBIC)は3月24日、「海外展開支援出資ファシリティ」の一環として、英大手投資ファンドCVCキャピタル・パートナーズグループが運営、投資助言し、主にアジア地域で事業展開する企業を投資対象とするプライベート・エクイティ(PE)ファンドに関して20日、最大5000万米㌦の出資契約を結んだと発表した。
これは、日本企業のアジアでのM&A(合併・買収)を支援するファンドで、同様に三井住友信託銀行もCVCとの間で最大5000万米㌦の出資契約を結んでおり、このファンドの募集額の目標は30億米㌦という。同ファンドはCVCグループが持つネットワークを活用して案件発掘を行い、主にアジア地域(インドネシア、マレーシア、フィリピン、中国、香港など)で事業展開する企業への投資を行う。JBICが大型の投資ファンドに出資するのは初めて。