沖縄県が航空網強化へチャンギ空港と相互連携協定締結
沖縄県とシンガポールのチャンギ・エアポート・グループ(CAG)は3月25日、航空ネットワークを強化するため相互協力連携協定を結んだ。仲井真弘多・沖縄県知事とCAG元最高経営責任者(CEO)のウォン・ウンリョン上級顧問が協定に調印した。沖縄県が海外の空港と連携協定を結ぶのは初めて。
シンガポール-沖縄の直行便の誘致や東南アジアやオーストラリア、インドなどからの観光客誘致、航空物流の促進が狙い。CAGと沖縄県は今後、チャーター便の就航を目指し、直行便につなげたいとしている。沖縄タイムスなどが報じた。
那覇空港国際線ターミナルビルで開かれた調印式に出席した仲井真知事は「東南アジアのハブとしてのシンガポールの航空ネットワークを活用して、アジアと沖縄の交通網が密になるよう期待する。観光国際物流の拠点となるよう交流を深めたい」と語っている。チャンギ空港の2011年の利用者は4600万人。現在100社の航空会社が就航し、約60カ国220都市と結ばれている。