トヨタ インドネシア製セダンを中近東に輸出開始
トヨタ自動車のインドネシアにおける車両生産会社トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・インドネシア(TMMIN)は3月26日、インドネシア製セダン「ヴィオス」の中近東への輸出を開始し、同日、同社のカラワン第2工場で輸出記念式典を執り行った。
「ヴィオス」は2013年12月にシンガポール、ブルネイへの輸出を開始。今回、ASEAN域外の中近東に輸出を拡大した。新たな輸出国はバーレーン、クウェート、オマーン、カタール、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、ヨルダン、レバノン、イエメンで、輸出総台数は当面月間1000台、将来的には同3000台を目指すとしている。
記念式典には、インドネシア政府からモハマッド・ヒダヤット工業相、トヨタ自動車の福井弘之常務役員、TMMINの野波雅裕社長らが出席した。
インドネシアにおけるトヨタの年間生産能力は2012年の11万台から14年には25万台まで拡大している。また、トヨタは13年、インドネシアから完成車11万8000台をアジア、アフリカ、中南米、中近東の70以上の国へ輸出しており、インドネシアからの完成車輸出全体の70%以上を占めている。