マカオのカジノ大手メルコ社の経営陣が大阪府訪問

マカオのカジノ大手メルコ社の経営陣が大阪府訪問
 マカオやフィリピンなどでカジノリゾート経営を手掛けるメルコ・クラウン・エンタテインメントのローレンス・ホー共同会長兼最高経営責任者(CEO)ら経営陣は4月7日、大阪府庁を訪れて松井一郎府知事と面談し、大阪でカジノが実現した場合、積極的に参加したいとの意向を伝えた。大阪府は関西地域の国際観光拠点として、カジノを含めた統合型リゾートの誘致を目指しており、2013年12月、夢洲(大阪市此花区、ゆめしま)などベイエリアを候補地として議論を進めることで大阪市と合意している。
 メルコ・クラウン・エンタテインメントは香港とオーストラリアの合弁会社で香港株式市場に上場している。マカオでカジノ経営のための営業免許を持つ6社のうちの一角。13年12月、日本の東京芸術大学との文化芸能プロジェクト研究のため約1000万米㌦(約10億3000万円)の基金を提供する計画であることを明らかにし、日本市場への参入に強い意欲を示している。