西ジャワ州に東南アジア最大規模のPKO訓練所完成
インドネシア西ジャワ州ボゴール県スントゥールのインドネシア平和・安保センター(IPSC)が完成し、ユドヨノ大統領や主要閣僚が4月7日開かれた記念式典に出席した。東南アジア最大規模の国連平和維持活動(PKO)の訓練場として利用される。敷地面積は262㌶で平和維持センター、テロ対策室、人道・災害支援研修所、待機軍センター、スポーツセンター、言語開発センター、国防大学の7施設のほか、射撃場などの訓練場が併設されている。
主にPKO部隊に参加する兵士らの訓練所として使用されるほか、インドネシア国軍や国家警察、国家テロ対策委員会(BNPT)の職員らも訓練に参加する。施設内にはコンゴやレバノンの環境に似せた訓練所も建設され、実践的な訓練ができる。
ユドヨノ大統領は訓示で、国連の一員として積極的にPKOに参加していくことを強調し、「軍事力を増強して世界の平和維持活動に努めたい」と訴えた。現在インドネシアはPKO参加国中17番目に多い2000人の人員を派遣している。同大統領は「1、2年のうちに派遣人数を倍増できると期待している。4000人になれば(派遣人数は)世界トップ10に入る」と話した。地元メディアが報じた。