総選挙の結果受けジャカルタの株価急落 投資家が失望
東南アジア株式市場でジャカルタ市場の株価が4月10日、急落した。これはインドネシアで7月に行われる大統領選の最有力候補と目されるジョコ・ウィドド氏が所属する闘争民主党の得票率が、予想外に低かった総選挙の結果に外国人投資家が失望したためだ。これでは闘争民主党が単独でジョコ・ウィドド氏を擁立するには不十分で、同政権が誕生しても、投資呼び込みに必要な改革を積極的に進めるのに、極めて脆弱な基盤しか持てないとの観測が浮上したためだ。
この結果、ジャカルタの総合株価指数は3.16%安の4765.73と3月27日以来の水準に下落した。下げ幅は2013年8月27日以来の大きさ。出来高は30日間平均の1.5倍に膨らんだ。外国投資家は1億2861万㌦を売り越した。これに伴い、通貨ルピアも下落した。ロイター通信などが報じた。