管理職の女性比率でインドネシアが41%で最高

管理職の女性比率でインドネシアが41%で最高

 国際会計事務所グループ、グラント・ソントンの調査によると、管理職の女性比率は東南アジア6カ国で平均35%。世界平均の24%を大きく上回っている。中でも最も高いのがインドネシアで41%だ。以下、フィリピン、タイが続いている。日本は近年、女性活用を政府が声高に叫び後押しを進めているが、まだ現状では9%と最低だ。

 東南アジア各国の女性管理職の比率が高い理由の一つは、育児環境の充実だ。ベビーシッターが多くいて、料金も安い。例えばタイでは週6日で月5万円程度。また、毎日の家庭での食事は屋台などで購入するのが一般的で、女性の家事の負担が比較的軽い土壌もある。

 このため女性が出産後でも早期に職場に復帰しやすくなっている。タイの法定育児休業は90日間だが、実際には約2カ月間で職場に戻る人が目立つという。日本経済新聞が報じた。