日立造船 インドでごみ焼却発電プラント初受注
日立造船は4月18日、インドのごみ焼却発電プラントを受注したと発表した。日本企業がインドでごみ発電プラントの受注に成功したのは初めて。同社のインド現地法人Hitachi Zosen India Private Limited(ハリヤナ州グルガオン、HZIND)とISGEC Heavy Engineering Ltd(ハリヤナ州ヤムナナガル、ISGEC)による共同企業体(HZIND JV)が、同国でインフラ整備事業を手掛けるEssel Infraprojects Ltd(ハマーラーシュトラ州ムンバイ、Essel)より、マディヤ・プラデーシュ州ジャバルプル向けごみ焼却発電プラントを受注したもの。
ごみ処理能力は日量600㌧、廃熱による発電能力は約1万1500㌔㍗で、現地の一般家庭10万世帯分に相当する。焼却炉など主要設備の仕様の統一などにより、納期は従来より半年ほど短い1年半とする。部材の現地調達などの工夫で、価格を日本の10分の1の30億円程度に抑えた。圧力容器の製造で合弁するISGECに発電装置など周辺設備の生産や据え付け工事を委託する。