アイシングループがインドネシア事業体制を強化

アイシングループがインドネシア事業体制を強化

 アイシン精機(愛知県刈谷市)とアドヴィックス(愛知県刈谷市)のアイシングループの2社は4月22日、インドネシアにそれぞれ新会社を設立。車体系製品事業を増強するとともに、エンジン部品とブレーキ部品の現地生産を新たに開始し、インドネシアでの事業体制強化を図ると発表した。

 アイシン精機はインドネシアにおける2つ目の生産会社となるPT.AISIN INDONESIA  AUTOMOTIVEをカラワン工業団地に設立。これにより車体系製品の現地生産品目の拡大を図るとともに、新たにダイカスト設備を導入してエンジン部品の生産を開始する。1996年に設立した既存の生産会社PT.AISIN INDONESIAと合わせ、大幅な市場拡大が見込まれるインドネシアでの事業基盤を強化する。アドヴィックスはインドネシアではアイシングループとして初となるブレーキ製品の生産会社PT.ADVICS MANUFACTURING INDONESIAを設立する。この新会社はPT.AISIN INDONESIA  AUTOMOTIVEの敷地内に設立し、2社でリソーセスを共有することでグループでの効率的な運営を行うとともに、インドネシアでの供給体制を整える。

    PT.AISIN INDONESIA AUTOMOTIVEの資本金は3800億ルピア(34億円相当)。2015年1月生産開始の予定。17年度売上規模で約1兆4880億ルピア(133億円相当)を見込む。17年度時点の従業員数は約1000名の予定。敷地は4万6000平方㍍、建屋は3万9500平方㍍。PT.ADVICS MANUFACTURING INDONESIAの資本金は1100億ルピア(10億円相当)。14年12月生産開始の予定。17年度売上規模で約4000億ルピア(36億円相当)を見込む。17年度時点の授業員数は約400名の予定。建屋は1万2000平方㍍。