インドネシアのPLNは2015年LNG火力発電を2倍に

インドネシアのPLNは2015年LNG火力発電を2倍に

 インドネシアの国営電力PLNは、液化天然ガス(LNG)の火力発電量を2015年に14年比で2倍に増やすことを明らかにした。石油に比べ安価な国産天然ガスを増やし、一部輸入もする方針だ。ジャカルタポストなどが報じた。PLNは輸入費用がかさみ貿易収支悪化の要因になっている石油への依存を減らし、安い天然ガスへのシフトを進めるのが狙い。

PLNによると14年のLNGの必要量は28カーゴ(1カーゴ=約6万㌧)。これを15年には56カーゴ、16年には60カーゴまで増やす。東カリマンタン州ボンタンやパプア州タングーから調達するが、必要量は確保できないため、PLNは石油ガス上流監督機関SKKミガスに国産LNGの国内割当量を増やすよう求めている。