マレーシアペラ州にもイスカンダルを 特区構想浮上

マレーシアペラ州にもイスカンダルを 特区構想浮上

 マレーシアペラ州のザンプリ・アブドル・カデル州首相は4月23日、同州南部に経済特区を設立する構想を明らかにした。ジョホール州南部のイスカンダル・マレーシア(イスカンダル開発地域=IDR)やマレー半島北部にまたがる北部回廊経済地域(NCER)を参考に、南部エリアの経済振興を目指すという。南洋商報、東方日報などが報じた。

 カデル州首相は同日開いた記者会見で「同州の安定的な発展に向けた青写真」として「南ペラ州経済特区」構想を打ち出した。近日中に連邦政府に計画書を提出し、法制度などの整備を要請する。南ペラ州経済特区はスランゴール州との州境周辺の地域に設置する構想で、地域内の人口は42万人となる。