飲食・放送案件に投資 クールジャパン機構が案件公表
日本文化を海外に発信するための官民ファンド、海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)は4月24日、第1弾として基本合意した投資案件を発表した。選定された3案件のうち、2つが東南アジアの案件となっている。和食をテーマにした飲食街を運営する事業や、日本のテレビ番組を放送する事業が含まれる。NNAが報じた。
一般社団法人の日本外食ベンチャー海外展開推進協会と共同で、東南アジア商業施設の一角を居酒屋、ラーメン、すし、とんかつなど約20店の和食店を集めた飲食店街を運営する計画だ。同協会は約10億円の事業規模になると見込んでいる。海外進出を目指す中小規模の飲食事業者が約30社ほど加盟している同協会は会員数を100社規模にし、日本の外食ベンチャーの海外進出に弾みをつけたい考えだ。具体的な出店時期や出店国は未定。