輸入小麦粉にダンピング調査 国産の4割安で大量流入
インドネシアで国内価格よりも安価な輸入小麦粉が市場の大量に出回り、国内製粉業者から悲鳴の声が上がっている。同国小麦粉製造者協会は反ダンピング委員会に対し、輸入小麦粉のダンピング(不当廉売)調査を求めている。ジャカルタ・ポストなどが報じた。
今回、ダンピング調査の対象候補に挙がっているのはインド、トルコ、スリランカからの輸入小麦粉で、3カ国合計の輸入量は2013年の総輸入量の85.9%に相当する20万5447㌧に達するという。同協会によると、ダンピング対象の輸入小麦粉の価格は国産価格よりも約4割安い。