東亜食品工業 乾麺初のハラル認証取得 輸出に本腰

東亜食品工業 乾麺初のハラル認証取得 輸出に本腰

 東亜食品工業(兵庫県姫路市)は5月1日、乾麺製造でハラル認証を取得したと発表した。日本アジアハラール協会(千葉市)の担当者が3月に同社を訪問して審査。4月7日付で認証を得た。同社によると乾麺でのハラル認証は日本で初めてという。これを受けて5月中にシンガポール向けに製品の輸出を始める。

 今後はハラルの基準に沿って製造したそうめんなどに認証マークを付け、日本食人気を背景に地域の特産品の「播州そうめん」などを、東南アジアや中東などのイスラム教徒向けに本格輸出する。シンガポールにはまず1万3000食を外食・小売店向けに出荷する。

 国内のホテルや外食向けにもメニュー提案などを積極化し、需要を開拓する。同社は播州そうめんのほか、うどん、そば、中華めんなどを製造。欧米や東南アジア、中国など十数カ国に輸出している。日本経済新聞が報じた。