需要増にインフラ追いつかず首都圏で計画停電が頻発
インドネシアのジャカルタ首都圏で計画停電が頻発し、企業活動にも影響が出始めている。電力会社は今年に入って段階的な料金引き上げを始め、物価上昇圧力も高まっている。政府は計1000万㌔㍗の発電所の増設を07年から進めているが、完工は当初目標の13年から14年以降に遅れることが確実視されている。設計・見積もり段階の計画の甘さから追加工事が相次いでいるためだ。内需主導の高成長が続く同国では直近の7年間、電力需要が年率7%近く増加している。電力インフラの整備が急務だ。