インドネシアでGE、GMの米国メーカーが攻勢
インドネシアでゼネラル・エレクトリック(GE)、ゼネラル・モーターズ(GM)の米国メーカー勢が攻勢に出ている。GEは3億㌦(約280億円)超の同国への投資計画を表明したほか、GMは欧米勢で初めて同国での売れ筋の小型ミニバンの現地生産を始める。
GEは今後5年の投資計画をまとめ、ガルーダ・インドネシア航空や国営石油会社プルタミナ、国営電力会社PLN3社と同国でのインフラ開発で協力する覚書も交わしている。さらに、機器の製造ばかりでなく、インフラ技術の開発や遠隔医療などの人材育成でも投資や協業を進めるという。GMはジャカルタ郊外で1億5000万㌦を投じたミニバンの新工場を4月に稼働させる。ミニバン市場では、日本メーカーが先行して相次ぎ戦略車を投入している。また、12年の同国での新車販売は日系メーカーのシェアが95%を占めており、これから同国での外資同士の競争が激しさを増してきそうだ。