アジア各国で肥満急増 糖尿病患者9000万人
アジアなどの発展途上国で、生活スタイルの変化に伴い肥満が急増している。国際肥満学会の報告では、アジアの糖尿病患者は約9000万人で、世界の約3分の2を占めている。2025年には1億9800万人に達する可能性もある。世界保健機関(WHO)は10年の報告書で太りすぎ、あるいは肥満と定義される子供が最も多いのはアジアだと明らかにした。
太りすぎには多くの要因があるが、世間ではジャンクフードや炭酸飲料、高カロリーの食事が主な原因だとみられている。インドでは今年に入り、炭酸飲料への課税と肥満の減少には相関があるとする研究が発表された。ベトナムもソフトドリンクに10%の消費税を課すことを検討している。タイでは一部の学者が炭酸飲料や砂糖を多く含む飲料への特別税の導入を提唱している。集めた資金は肥満に苦しむ人を支援する基金に充てられる。タイではすでに炭酸飲料に20%の税金が課せられている。バンコク・ポストが報じた。