大統領選へ今後はPDIPの“連合”工作が焦点に

大統領選へ今後はPDIPの“連合”工作が焦点に

 インドネシア総選挙委員会(KPU)が発表した今回(4/9)の総選挙の集計結果によると、有効投票数は1億2497万票で、投票率は75.11%だった。議席を獲得したのは登録12政党のうち10党だった。既報の通り、闘争民主党(PDIP)が第1党となったが、得票率が18.95%と予想外に伸びず、単独で大統領候補を出すための議席数20%、または得票率25%の規定に届かなかったため、今後は本格的に繰り広げられる“連合”工作が焦点となった。地元メディアが報じた。

 地元メディアの集計による獲得議席数は国会議席数560のうち、PDIPが前回より16増の109議席、ゴルカル党は17減の91議席、グリンドラ党が躍進し43増の73議席となった。前回第1党となったユドヨノ大統領の民主党は、実に89減の69議席にとどまり大敗した。5位は国民信託党で49議席。また、得票率3.5%未満の正統は議席を持てない規定により、月星党(得票率1.46%)、正義統一党(同0.91%)の2党は議席ゼロだった。