ANAカーゴ 那覇発シンガポール着の貨物便就航

ANAカーゴ 那覇発シンガポール着の貨物便就航

 全日空(ANA)の貨物部門、ANAカーゴは5月14日、沖縄・那覇空港とシンガポール・チャンギ国際空港を結ぶ貨物路線の運航を開始した。ANAカーゴは中型の貨物専用機、ボーイング767-300F型を使用し、片道週6便を運航する。シンガポールから日本への帰路は成田着となる。

 今回の新路線就航はANAの沖縄貨物ハブ便の強化策の一環で、現在の電子部品など工業用製品主体の輸送貨物に加え、今後はチャンギ空港の冷凍・冷蔵機能を有する保管施設を活用した生鮮食料品の取り扱いも拡大していくとしている。

 ANAは13年7月、東南アジア、南アジア方面に注力するため貨物事業のアジア拠点を従来の香港からシンガポールに移している。その結果、13年に扱ったシンガポール発着の貨物輸送量は前年比53%増となった。