首都圏で計画停電 国営相が節電意識の徹底呼び掛け

首都圏で計画停電 国営相が節電意識の徹底呼び掛け

 インドネシア首都圏のジャカルタ特別州とバンテン州で5月12~13日、国営電力PLNが大規模な計画停電を実施した。ジャカルタ中心部の信号が消え、国鉄が一部運休するなど市民の足に大きな影響があった。計画停電は北ジャカルタのムアラカラン発電所の配電設備に問題が発生、1日に必要な900メガワット(MW)のうち、12日は600MW、13日は750MWが不足したことが原因。ダフラン国営相は電力利用者が節電意識を徹底しない限り、電力不足は必ず発生すると、節電の徹底を訴えた。地元メディアなどが報じた。

 PLNは電力不足の解消に向け、インドネシア各地で発電所建設の計画を推進する。PLNによると、ジャカルタのピーク時の電力需要は5500MWで、ムアラカラン発電所は1500MWを供給している。ジャカルタ近郊では2021までに4つの発電所建設計画がある。