12年の広告支出額は前年比2割増の87兆ルピア
市場調査会社ニールセンによると、インドネシアの2012年の広告支出額は前年比2割増の87兆4710億ルピア(約8300億円)だった。政府・政党(前年比34%増)、ヘアケア製品(同34%増)、そして企業広告が3割以上伸びたが、通信機器・サービス、二輪車は前年水準を割った。
メディア別にみると、全体の64%を占めるテレビが、前年比24%増の55兆9810億ルピアに達した。ヘアケア製品が35%増の4兆498億ルピアとなったほか、菓子(6割増)、コーヒー・紅茶(9割増)などの伸びが目立った。新聞は14%増の28兆8650億ルピアでシェアは1ポイント低下し33%となった。雑誌・タブロイド誌は7%増の2兆6240億ルピアで、シェアは前年並みの3%だった。
分野別では、通信機器・サービスが4兆9171億ルピアで首位を維持したが、前年から15%減少した。日系企業では、ホンダの二輪車が前年比11%減の3194億ルピアで12位、ダイハツが同29%増の2793億ルピアで14位だった。