ジャワ島外の地方都市の消費・購買意欲が旺盛

ジャワ島外の地方都市の消費・購買意欲が旺盛

 市場調査会社ニールセンは5月21日、インドネシアの地域別消費・購買動向の調査結果を明らかにした。これによると、ジャワ島内の都市に比べ、ジャワ島外の地方都市の消費・購買意欲が高いことが分かった。

 主な設問項目をみると、直近の1カ月間に①ショッピングセンターで買い物をした人はジャワ島外が62%、ジャワ島が42%②ファストフード店を利用した人はジャワ島外が44%、ジャワ島が37%③今年1~3月に国内航空線を利用した人はジャワ島外が97%、ジャワ島93%④1世帯当たりの平均支出と収入はジャワ島外がそれぞれ250万ルピア(約2万2000円)、350万ルピア、ジャワ島が240万ルピア、330万ルピア⑤平均世帯人員はジャワ島外が5.3人、ジャワ島が5.0人⑥小売店の前年比増加率はジャワ島外が28%、ジャワ島が15%だった。これらで分かる通り、すべての項目でジャワ島外の都市の数値がジャワ島の都市を上回っている。人口増と経済成長を背景に所得水準がジャワ島よりも高くなっているためとみられる。

 調査は1~3月にジャワ島のジャカルタ、東ジャワ州スラバヤ、西ジャワ州バンドン、中ジャワ州スマラン、ジョクジャカルタの5都市と、ジャワ島外の北スマトラ州メダン、南スマトラ州パレンバン、バリ州デンパサール、南スラウェシ州マカッサル、南カリマンタン州バンジャルマンの5都市に住む計1万5844人を対象に実施された。