副大統領がIPA総会で資源開発認可の簡素化要請

副大統領がIPA総会で資源開発認可の簡素化要請

 インドネシアのブティオノ副大統領は5月21日、インドネシア石油協会(IPA)の年次総会で、10月の政権交代前に石油・ガス資源の開発認可の簡素化など改善するべき問題点を明らかにした。同副大統領は開発認可が遅れることで石油・ガス生産量が増えないとエネルギー鉱物資源省に認可の簡素化を求めた。ジャカルタポストが報じた。

 このほか、政府は資源開発に積極姿勢をみせるが、土地建物税の増加や生産分与契約(PSC)の高い分配比率など資源開発意欲を削ぐ政策が見受けられることで、成果が上がってこないとしている。

 IPA年次総会に日系企業で唯一参加した国際石油開発帝石(INPEX)の菅谷俊一郎インドネシア総代表(本社取締役常務執行役員)は「各省庁の連携を期待する」と述べた。