沈没船報道で韓国大統領府が介入か 記者らスト断行
悲惨な韓国の旅客船沈没事故を巡り、公共放送KBSの社長が大統領府の圧力を受け、政府に不利な報道をしないよう現場に指示した疑いが浮上し、記者たちが社長の退任を求めてストを行っている。大統領府は関与を否定しているが、統一地方選の選挙運動が始まった5月22日もニュース番組が短縮されるなど、混乱が続いた。読売新聞が報じた。
大統領府の介入疑惑は、KBSの前報道局長が16日、暴露した。前局長は「大統領府から(初動対応に不備があった)海洋警察への非難を自制してほしいと電話があった」と、大統領府の圧力があったと主張した。その結果、KBSの部長やデスク級の記者ら200人以上が抗議のため職務を辞任し、海外特派員を含む第一線記者らは19日からストに入っている。